採用情報

先輩の仕事紹介

多様な機械を扱い、電気設備の舞台裏を知るおもしろさ。作業の最後に聞く「ありがとう」が元気の源。 相川 謙悟 システムサービス課所属 2010年入社

事前準備と安全確認を徹底。
身体と頭をフル稼働させて取り組む点検作業。

相川 謙悟

化学プラント、上下水道設備、病院、電車など、電気系統を必要とする動力システムには、すべて高圧電気設備が入っています。なかには、何万ボルトという高い電圧がかかっている特別高圧部もあり、私が行っている保守・点検の仕事は、常に安全を確認したうえでの慎重な作業になります。

キュービクルと呼ばれる制御ユニットの中には、遮断機、保護継電器などの機器単体が入っており、私たちのチームは、キュービクル全体の定期点検、法定点検、点検計画の立案などを中心に、全体のとりまとめを行っています。

点検作業では、各種事前準備と点検前の安全処置作業がとても重要です。私たち作業員のほか、現場に出入りしている業者様確認のもと、高電圧がかかっていないことを検電器で確かめます。そして、アースによる放電を行い、最後にアースをバーに取り付けて確実に安全を確保した上で作業を行います。この安全処置を正確に行わないと、点検作業に入ることは決してできません。

社会人としてのあまさを指摘されたことが、
その後の人生の支えになる。

某電気会社の発電機設備では、6,600ボルトの電気を私たちが調整する制御盤を通して供給しています。私にとって、ここは発電機との組み合わせ調整試験を行った初めての大きな現場であり、発電機が動く場面を初めて見る機会でもありました。発電機メーカをはじめとする関係企業の方々が皆揃っているところで、自分が携わった調整作業は果たしてうまくいったのか、緊張の瞬間です。スタートキーを回すと、巨大な発電機が大きな音を響かせて動き始めました。その白煙と轟音に圧倒されながら、自分の仕事に対する充実感を味わったことを思い出します。

私は、東京での工場実習で知り合った他社の先輩に、社会人としての自覚や意識の持ち方について指摘されたことがあります。そのことが、今でも心の支えになっています。今後、お客様の現場でさらに信頼されるために、その方からの指摘を忘れることなく、さらに、現場を仕切る上で武器になる知識や資格も得ていきたいと思います。

電気の舞台裏を見ることができるやりがいのある仕事、全国のお客様の現場で多くの人との出会いを楽しめる仕事。現場作業を終わらせて、最後にお客様から感謝の言葉をいただいた時の達成感を一緒に味わいませんか。