採用情報

先輩の仕事紹介

絆で結ばれた人間力が、水プラントを見つめる。すべてを見わたすことの大切さを胸に成長を。 倉内 雅史 フィールドシステム課所属 2008年入社

多種多様な装置を電気制御。
プラント稼動直前の最終試験に全意識を集中。

倉内 雅史

電気、ガス、通信、交通と並んで、水は私たちの生活に欠かせないインフラです。水がなければ人間は生きていくことができず、産業にも水は大きな役割を果たしています。下水分野では微生物を使って浄化処理する、上水分野では飲料用や工業用として適正な処理を行うなどのプロセスがあり、これらはすべて電気システムによって制御されています。私は、主に関西地区の自治体をお客様として、公共上下水道プラントの制御システムの試験調整を行っています。

私が業務している水プラントでは、東芝はもちろん、さまざまな機械メーカが装置を納め、それらは東芝の最先端技術によって開発された制御盤でコントロールされています。その最終試験調整に携わることから、私たちは「東芝のラストマン」と位置付けられ、水インフラは私たちの目による最終的な試験確認を経て稼動しています。システムの新規導入時やリニューアル作業など、お客様のプラント運営に支障をきたさないよう、日々慎重な作業が求められます。

就職活動中、知人の勧めでこの仕事を知る。
アットホームな人間関係の中にもプロ意識が宿る。

学生時代の私は、このようなジャンルの仕事があることすら想像していませんでした。しかし、就職活動中にたまたま話を聞く機会があり、生活に密着している上下水道の仕事にとても興味がわいてきました。入社して実際に仕事をしていると、この会社に所属する社員の人間力の強さを感じます。

トラブルが起きた時でも仲間同士助け合う気持ち、お客様の目線で取り組む先見性、現場では勉強することの連続です。私が現場責任者として初めて客先に行くことになった時も、同じ現場を仕切った経験のある先輩が、工程表を見て夜中にもかかわらず電話をくれ、注意点をアドバイスしてくれました。常にお客様を思う気持ちと、仲間同士の横のつながりを実感した瞬間でした。

制御システムの試験責任者として抱く目標は多々ありますが、とにかく「すべてを見わたす」をしっかりできるようになりたいと思います。見わたすことができなかった場合、お客様にご迷惑をかけるような、リスクと隣り合わせの仕事です。水処理の現場は、制御系のトラブルで万一プラント全体がストップした時の影響は大きく、「すべてを見わたす」慎重さと責任感を忘れることは絶対許されません。この会社の人間力をさらに強くするために、もっともっと成長していきたいと思います。